会議録画を見るのはもうやめた。Microsoft 365 Copilotの Intelligent Recapで1時間の会議を5分で把握する方法
「会議に参加できなかったので録画を見ておいてください」
Teamsを利用していると、こう言われる場面は少なくありません。
しかし実際には、1時間の録画を見返して知りたい内容は数分で済むことがほとんどです。
決定事項だけ知りたい。
自分の担当タスクだけ確認したい。
途中参加したので、それまでの内容を把握したい。
そんなときに役立つのがMicrosoft 365 CopilotのIntelligent Recapです。
Intelligent Recapは単なる会議要約機能ではありません。
会議の録画や文字起こしをもとに、決定事項、アクションアイテム、発言内容、未解決事項を整理し、必要な情報へ素早くアクセスできる機能です。
この記事では、Intelligent Recapで何ができるのか、なぜ録画を見る必要がなくなるのか、どのような場面で活用できるのかをわかりやすく解説します。
Microsoft 365 CopilotのIntelligent Recapとは
Intelligent Recapの概要
Intelligent Recapは、Teams会議終了後に会議内容を自動分析し、重要ポイントを整理して表示する機能です。
録画や文字起こしデータをもとに、以下のような情報を確認できます。
- 会議全体の要約
- 決定事項
- アクションアイテム
- 未解決事項
- 発言者ごとの内容
- 重要な発言箇所
従来は録画を最初から最後まで見返す必要がありましたが、Intelligent Recapでは必要な情報だけを短時間で確認できます。
通常の会議録画との違い
| 項目 | 通常の録画 | Intelligent Recap |
|---|---|---|
| 内容確認 | 最初から視聴 | 要点だけ確認 |
| 決定事項 | 自分で探す | 自動整理 |
| タスク確認 | 手動でメモ | 自動抽出 |
| 発言者確認 | 録画を探す | 発言者別表示 |
| 確認時間 | 会議時間と同程度 | 数分程度 |
利用に必要なライセンス
利用できる機能は契約しているMicrosoft 365ライセンスによって異なります。
また、会議の録画や文字起こしが有効になっていることも重要です。
導入前に管理者へ確認しておきましょう。
なぜ会議録画を見る必要がなくなるのか
会議全体を自動で要約できる
会議終了後、Intelligent Recapは会議全体の要約を自動作成します。
長時間の定例会議でも、まず要約を見るだけで大まかな流れを把握できます。
特に以下のような会議で効果を発揮します。
- 部門定例会議
- プロジェクト会議
- 顧客打ち合わせ
- 進捗報告会
発言者ごとに内容を整理できる
誰が何を話したのかを確認したい場合にも便利です。
例えば、上司の指示だけ確認したい場合や、顧客からの要望だけを振り返りたい場合にも活用できます。
録画を何度も巻き戻す必要がありません。
決定事項をすぐに確認できる
会議後に最も重要なのは「何が決まったのか」です。
Intelligent Recapでは決定事項を整理して確認できるため、認識違いを防ぎやすくなります。
- リリース日程
- 担当者決定
- 予算承認
- 次回会議日程
などを短時間で確認できます。
アクションアイテムを抽出できる
会議後にやるべきことが曖昧になるケースは少なくありません。
Intelligent Recapでは担当タスクやアクションアイテムを確認できるため、対応漏れ防止にも役立ちます。
途中参加でも会議内容を把握できる
会議中のキャッチアップ機能
別の会議が長引いたり、移動中だったりして途中参加になることがあります。
そんなときでもCopilotを利用すれば、ここまでの会議内容を短時間で確認できます。
「ここまで何が決まった?」を確認できる
途中参加した直後に会議を止めて説明を求める必要はありません。
要約を確認することで、それまでの流れや決定事項を把握できます。
会議を止めずに状況を把握できる
途中参加者への説明で会議が中断することは珍しくありません。
Intelligent Recapを活用することで、会議の流れを妨げずに状況を把握できます。
Intelligent Recapを活用するときのCopilotプロンプト
会議後はRecapを見るだけでなく、Copilotへ追加で質問することでさらに効率化できます。
この会議で決定した内容を箇条書きで整理してください。
私が対応する必要があるタスクだけを抽出してください。
未解決の課題と次回会議までの宿題を整理してください。
顧客から出た要望だけを一覧化してください。
入力例
営業会議(60分)
- 案件Aの提案書修正が必要
- 担当者は田中さん
- 提出期限は来週金曜日
- 予算承認は保留
- 次回会議で再検討
出力例
決定事項
- 案件Aの提案書を修正する
- 担当は田中さん
- 提出期限は来週金曜日
未解決事項
- 予算承認は保留
- 次回会議で再検討
アクションアイテム
- 提案書修正版の作成
- 予算案の再確認
活用シーン
会議を欠席した場合
録画を1時間見る代わりに、要約を確認して必要な箇所だけを視聴できます。
複数会議が重なった場合
参加できなかった会議も短時間で内容を把握できます。
議事録作成を効率化したい場合
要約や決定事項をベースに議事録を作成できます。
会議後のメール作成を効率化したい場合
会議内容を整理した後は、関連記事の「Copilotでメール返信を3分で作る方法」と組み合わせることで、会議後のフォローアップメールも短時間で作成できます。
利用する際の注意点
文字起こし品質に依存する
音声が聞き取りにくい場合は要約精度も低下します。
マイク環境や発言ルールの整備が重要です。
すべての会議で利用できるわけではない
録画や文字起こしが無効な会議では十分な機能を利用できない場合があります。
最終確認は人間が行う
重要な契約内容や予算判断などは、必要に応じて録画や議事録も確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
録画を見なくても本当に大丈夫ですか?
多くの場合は要約や決定事項だけで十分です。ただし重要な会議では該当箇所の録画確認もおすすめします。
途中参加時にも利用できますか?
利用できます。会議の途中までの内容を把握するためのキャッチアップに役立ちます。
自分のタスクだけ確認できますか?
アクションアイテムや担当タスクの整理に活用できます。
議事録作成にも使えますか?
要約や決定事項をもとに議事録作成時間を短縮できます。
関連記事
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- Microsoft 365 Copilotで会議後タスクを整理する方法
まとめ
Intelligent Recapは単なる会議要約機能ではありません。
録画を最後まで視聴する代わりに、決定事項、発言内容、アクションアイテム、未解決事項を短時間で把握できる機能です。
会議が多い職場ほど効果は大きくなります。
「録画を見る時間がない」という悩みを抱えているなら、まずはIntelligent Recapを活用してみてください。
会議後の振り返り方そのものが変わるはずです。
