きっかけは、旅行中のペットでした。
うちには猫がいます。夏に2泊3日の旅行に出かけたとき、ふと思ったんです。「エアコン、ちゃんと動いてるかな」と。
スマホで確認できればいいのに、当時はそんな手段がなかった。そのため、旅先でずっとそれが気になっていました。帰宅してから「もう二度とこういう思いはしたくない」と思って、気づいたらSwitchBotのハブを注文していました。
設定してみたら、なぜか照明がつく
SwitchBotのハブが届いて、まず試したのが照明のオートメーション。「夜9時になったら自動で消灯する」という設定です。
やってみました。夜9時、設定どおりに動いた……と思ったら、消えるはずの照明がついていました。
最初は設定ミスだと思いました。そこでアプリを見直して、もう一度設定して、また試しました。
また、ついていました。
「これ、壊れてるのかな」と半ば諦めかけていました。
原因は、リモコンの「信号の仕組み」だった
しばらくして、ようやく原因がわかりました。
その照明のリモコンは、ボタンを押すたびに「ON→OFF→ON→OFF」と切り替わる仕組みになっていました。つまり、電源ボタンが1つしかない、よくあるタイプです。
SwitchBotのハブは赤外線でリモコン操作を再現するんですが、このとき「今の照明がONなのかOFFなのか」を把握する手段がありません。ハブには「現在の状態」がわからないんです。
そのため、照明がすでにOFFのときに「消灯の信号」を送ると、逆にONになる。これが「消えるはずなのにつく」の正体でした。
これがわかってから、家電を買うときに1つだけ確認するようにしました。
「電源のONとOFFが、別々のボタン(別々の信号)になっているか」
これだけです。たとえば、エアコンのリモコンには「運転」と「停止」のボタンが別々についている機種が多いです。照明でも、ON専用・OFF専用のリモコンがある製品があります。こういった機器は、ハブが「ON状態にする」「OFF状態にする」を確実に制御できます。
スマート化できる家電・できない家電の見分け方
この経験をふまえて、今は家電を買う前に「リモコンの構造」を必ず確認するようにしています。簡単な見分け方をまとめました。
スマート化しやすい家電
- エアコン:「運転」と「停止」が別ボタン。現在の状態に関係なく確実にON・OFFできる
- テレビ:入力切替・音量など個別操作が多く、ハブとの相性がいい
- 照明(ON/OFF独立タイプ):リモコンにON専用・OFF専用ボタンがある製品を選べばOK
スマート化しにくい家電
- 照明(トグルタイプ):電源ボタンが1つで押すたびにON・OFFが切り替わる。ハブが現在の状態を把握できない
- 古い扇風機・古いストーブ:リモコン非対応またはトグル式が多い
- 物理スイッチのみの家電:そもそも赤外線で操作できない
購入前にリモコンの仕様を確認するだけで、導入後の「なぜか動かない」がほぼなくなります。一方で、すでに手持ちの家電がトグル式だった場合は、買い替えを検討するか、物理的なスマートプラグで代替する方法もあります。
今の環境は、3年で少しずつできた
あの失敗から3年たちます。結果として、今はこんな感じです。
- Alexa 2台、SwitchBotハブ 3台
- 照明・エアコン・TV・鍵・シャッターをまとめて操作
- 「アレクサ、全部消して」で帰宅前に一括オフ
- 旅行中もスマホから温度・施錠を確認できる
最初の失敗がなければ、たぶんここまで深くやっていなかったと思います。「なぜつくんだ」と調べていた時間が、一番学びになりました。
スマートホームは「失敗して覚える」ものだと思っています。ただ、家電を買う前に「ONとOFFが別信号かどうか」を確認するだけで、私みたいな遠回りはしなくて済みます。
これだけです。
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